トスカーナ地方を後に、その後さらに北に進みました。イタリアの人々は「北イタリアの料理が好きだ、南イタリアの食はどうも。。。」などと言うことも珍しくなく、イタリアでは地域ごとに食や文化の違いがはっきりしています。そして、それぞれの文化に誇りを持っています。イタリアの人に「北へ行く。」と言うと、「北部にはお菓子屋さんがたくさんあるから、是非お菓子を食べなさい。」と言われました。クリスマスに食べるケーキのようなドライ・フルーツいっぱい入ったパン、パネトーネも北部のものです。
私が北イタリアで訪れた街はヴェローナとヴェネツィア。ヴェネツィアはその名を知らぬ人はいない程有名な観光地ですが、もうひとつの街ヴェローナはロミオとジュリエットの家があることで知られています。ここヴェローナでは思いがけず、最高においしいパスタに出会いました。
旅をして思うのは、ガイドブックはあまり当てにならないということです。参考にならないとは言わないのですが、ガイドブックで探した店に向かう途中に、他に地元の人で込んでいる、おいしい匂いがするレストランがあったら、勇気を持ってその店に飛び込んだ方がおいしいものを食べられる可能性が高いと思います。この店にもそのようにして出会いました。昼間ちらりと覗いた時には、地元のおじさん達で賑わっていました。観光客がいる気配はゼロ!ここで引き下がってしまったのが、間違いでした。夜、またそのレストランに戻りましたが、その時点でお客さんはゼロでした。怖じ気づいてすぐ近くにあった、アメリカのガイドブックに「地元客が詰めかける」と書いてあったお店につい入ってしまいました。メニューを見ると5カ国語の表記があり、自分が間違った選択をしたことにすぐに気がつきました。料理はまずいという程ではないのですが、この程度の料理はどこででも食べられるというものでした。余りにも気持ちが満たされず、おじさん達が食事を楽しんでいたお店で2度目の夕食を取ることにしました。片言のイタリア語でパスタだけ食べてもよいか聞くと、気持ちよく承諾してくれました。メニューを見ると1/4リットル・カラフェのプロセッコがなんとたったの3ユーロ。飲みながら、パスタを待つことにしました。泡の立ち上るプロセッコを一口飲むと、おいしい。爽やかな中にも果実味がある、上品なプロセッコです。食前酒のおいしさに期待も高まります。サービスも丁寧ながら、適度に放っておいてくれる、一人客には有り難い気配りです。そして待つことしばらく、フレッシュ・ポルチーニの手打ちパスタがやってきました。一口食べると、まさに手打ちのパスタでしか味わえない、もっちりとしていながら、適度な歯ごたえがある食感。そして味わい豊なキノコのソースが太めのフェットチーネにバランス良く絡みます。これぞ本物のパスタ。不本意な夕食を取るという残念なことがありましたが、お陰でこの旅一番のパスタに出会いました。
ヴェローナからヴェネツィアは各駅停車で1時間ばかり。近郊に住む地元の人たちに混じってローカル線に乗り、ヴェネツィアに向かいました。ヴェネツィアは世界有数の観光都市。レストランも観光向けが多いと言われていますが、探せばあるもので、幸いにもヴェネツィアらしい料理を手頃な価格で味わうことができました。ヴェネツィアにはバカリと呼ばれるバーがたくさんあり、スペインのタパス・バーのように小さな小皿料理とお酒を楽しむことができます。私は道すがら、混み合っている幾つかのお店に入ってみましたが、観光地で観光客向けでないお店に行ったこともあり、言葉が通じないせいか、初めの2件では追い返されてしまいました。でも旅の神様は私を見捨てなかった!最後の3件目で先にカウンターで飲んでいたカップルが困っている私を見て、通訳を買って出てくれたのです。やっとカウンターに席をもらうことができました。お隣さんと世間話をしながら、タラのペーストをつまみにワインで一息。ヴェネツィアのバー文化をほんの少し楽しむことができました。ちなみにお代はワイン、パン、軽いランチに十分なタラのペーストの前菜で1000円程度でした。驚きの手頃さです。少々ハードルは高いのですが、ヴェネツィアに行ったら、是非地元で人気のバーに行ってみて欲しいと思います。
そして忘れてはならないお菓子です。ヴェネツィアではそれはもうそこここにお菓子屋さんがあります。私は目を引いた路地裏にある店で、粉砂糖がたっぷりまぶしてあるパイを買ってみました。軽く、非常に繊細な口当たりで、おいしかったです。迷路のように入り組んだ小道で偶然見つけたので、残念ながら店の名前や場所を覚えていませんが、おいしそうなお菓子屋さんを見つけたら、フランスとも南イタリアとも違う、北イタリアならではの洗練されたお菓子を味わってみて欲しいと思います。
Trattoria TROTA
住所:Via Trota 3-37121, Verona, Italia
電話:045-8004757
La Bottega Ai Promessi Sposi
住所:Calle della'Oca 4367 Cannaregio, Venezia, Itaia
電話:041-2412747
Friday, December 3, 2010
ローマ・トスカーナ地方 食の旅
忘れないうちにヨーロッパで食べたものについてお伝えせねば!と思っているうちに、アメリカでは感謝祭があり、休みが明ければ、もう師走になっていました。感謝祭が終わると街はもうクリスマスムード一色です。クリスマスがやって来る前に、イタリアで食べたおいしいものの話をしたいと思います。
イタリアへ行ったら皆が絶対に食べたいと思うもの、それは本場のジェラートでしょう。もちろん食べて来ました。数あるジェラテリアの中でもダントツでおいしかったのは、ローマの老舗ジョリッティです。目移りする程数多くのフレーバーがありますが、ピスタチオやチョコレートなど、どのフレーバーをとっても素材そのものの自然な味が引き立ち、滑らかなジェラートの食感と絶妙の組み合わせです。そこに生クリームを添えて食べるのがイタリア流。やはり本場の味は違うと思わせくれた贅沢な味でした。
ローマの次にフィレンツエとその近郊を訪れました。トスカーナ地方はその豊かな食文化で知られています。長い旅を振り返ってみると、やはり一番美味しい物を食べたのは、ここトスカーナ地方だったように思います。レストランでの食事はもちろん、この地で驚かされるのは街で手に入る食材のレベルの高さです。日本やアメリカでは高級食材店でも手に入らないレベルの生ハムやチーズが、スーパー・マーケットで数百円で販売されています。それにワイン、パン、果物を添えれば申し分の無いディナーの完成です。ワインもまた高品質のものが手頃な価格でずらりと並んでいます。特にスーパー・トスカンと呼ばれる稀少なワインが地元では手頃な値段で手に入るので、是非試して欲しいと思います。重すぎず、軽すぎず、風味豊なスーパー・トスカンは正にトスカーナの食を楽しむのに最適なワインだと思います。
フィレンツェから足を伸ばし、近郊の小さな街、シエナとサンジミニャーノにも行って来ました。これらの街には電車が通っていないため、バスを利用しました。サンジミニャーノへ行くためにはバスを乗り継がねばならず、交通に不安があったのですが、行ってみると難しいことはありませんでした。乗り継ぎ地点では鉄道の駅と同じように、次にどの便が来るか、分かりやすく電光掲示板に表示があります。
バスを乗り継ぎ、サンジミニャーノに降り立つと、ものものしい壁が街を取り囲んでいます。サンジミャーノは中世の趣をそのままに残す、城塞都市で、14本の塔が今に残されています。街の周辺はどこまでも続く葡萄畑で、眺めても眺めても、見とれてしまう程、静かな景色でした。時を止めたようなこんな場所が現代に残っている事に驚くばかりです。この街をひと目みるために、遥々やって来た甲斐があったなあと思いました。
そこから更にバスで行くこと数十分。もうひとつの古都シエナに行って来ました。シエナには「世界一美しい」と言われるカンポ広場があります。本当に美しい広場でした。観光客で溢れていますが、その完璧なまでの広場を前に、そんなことなど全く気になりませんでした。そしてカンポ広場から、広場を取り囲むように続く道を伝って行くと、もうひとつのシエナの見所、大聖堂にたどり着きます。この大聖堂はフィレンツェのドゥオモ程有名ではありませんが、その荘厳な佇まいと存在感はフィレンツェのドゥオモ以上かもしれません。繊細で緻密な姿は壮麗そのものです。シエナに行くことがあったら、カンポ広場だけでなく、このドゥオモも是非見て欲しいと思います。
そ・し・て、忘れてはならないのは、もちろんおいしいもの。食べて来ました、感じて来ました、トスカーナの実力を!本当はトスカーナ地方の名物・ビステッカ・フィオレンティーナというTボーンステーキを食べたかったのですが、注文は何と一キロからということで、ここはあきらめて、トスカーナ風のステーキを頂きました。上質の赤身の肉の表面をさっと炙ったステーキにルッコラとパルミジアーノを削ったものがたっぷりと載ってきます。血の滴る新鮮な肉にパルミジアーノの濃厚な風味、ルッコラの爽やかさが絶妙です。これを赤ワインと一緒に味わえば、気分は最高。イタリアン・スタイルのステーキを堪能しました。アメリカではステーキといえばシンプルに焼いて、塩こしょうをするくらいなのですが、これからは上質な赤身が手に入った時には目先を変えて、イタリア風に頂くのもおいしいなあと思いました。ワイン、税、チップを入れても3000円くらいだったと思います。大満足でした。3000円でこれ程においしい食事を取れる場所は、世界を見ても余り多くはないのでは無いでしょうか。VIVA ITALIA!
GIOLITTI
住所:Via Uffici del Vicario 40, Roma Italia
電話:06-6991243
La Taverna di Cecco
住所:Via Cecco Angiolieri, 19, Siena, Italia
電話:0577-288518
イタリアへ行ったら皆が絶対に食べたいと思うもの、それは本場のジェラートでしょう。もちろん食べて来ました。数あるジェラテリアの中でもダントツでおいしかったのは、ローマの老舗ジョリッティです。目移りする程数多くのフレーバーがありますが、ピスタチオやチョコレートなど、どのフレーバーをとっても素材そのものの自然な味が引き立ち、滑らかなジェラートの食感と絶妙の組み合わせです。そこに生クリームを添えて食べるのがイタリア流。やはり本場の味は違うと思わせくれた贅沢な味でした。
ローマの次にフィレンツエとその近郊を訪れました。トスカーナ地方はその豊かな食文化で知られています。長い旅を振り返ってみると、やはり一番美味しい物を食べたのは、ここトスカーナ地方だったように思います。レストランでの食事はもちろん、この地で驚かされるのは街で手に入る食材のレベルの高さです。日本やアメリカでは高級食材店でも手に入らないレベルの生ハムやチーズが、スーパー・マーケットで数百円で販売されています。それにワイン、パン、果物を添えれば申し分の無いディナーの完成です。ワインもまた高品質のものが手頃な価格でずらりと並んでいます。特にスーパー・トスカンと呼ばれる稀少なワインが地元では手頃な値段で手に入るので、是非試して欲しいと思います。重すぎず、軽すぎず、風味豊なスーパー・トスカンは正にトスカーナの食を楽しむのに最適なワインだと思います。
フィレンツェから足を伸ばし、近郊の小さな街、シエナとサンジミニャーノにも行って来ました。これらの街には電車が通っていないため、バスを利用しました。サンジミニャーノへ行くためにはバスを乗り継がねばならず、交通に不安があったのですが、行ってみると難しいことはありませんでした。乗り継ぎ地点では鉄道の駅と同じように、次にどの便が来るか、分かりやすく電光掲示板に表示があります。
バスを乗り継ぎ、サンジミニャーノに降り立つと、ものものしい壁が街を取り囲んでいます。サンジミャーノは中世の趣をそのままに残す、城塞都市で、14本の塔が今に残されています。街の周辺はどこまでも続く葡萄畑で、眺めても眺めても、見とれてしまう程、静かな景色でした。時を止めたようなこんな場所が現代に残っている事に驚くばかりです。この街をひと目みるために、遥々やって来た甲斐があったなあと思いました。
そこから更にバスで行くこと数十分。もうひとつの古都シエナに行って来ました。シエナには「世界一美しい」と言われるカンポ広場があります。本当に美しい広場でした。観光客で溢れていますが、その完璧なまでの広場を前に、そんなことなど全く気になりませんでした。そしてカンポ広場から、広場を取り囲むように続く道を伝って行くと、もうひとつのシエナの見所、大聖堂にたどり着きます。この大聖堂はフィレンツェのドゥオモ程有名ではありませんが、その荘厳な佇まいと存在感はフィレンツェのドゥオモ以上かもしれません。繊細で緻密な姿は壮麗そのものです。シエナに行くことがあったら、カンポ広場だけでなく、このドゥオモも是非見て欲しいと思います。
そ・し・て、忘れてはならないのは、もちろんおいしいもの。食べて来ました、感じて来ました、トスカーナの実力を!本当はトスカーナ地方の名物・ビステッカ・フィオレンティーナというTボーンステーキを食べたかったのですが、注文は何と一キロからということで、ここはあきらめて、トスカーナ風のステーキを頂きました。上質の赤身の肉の表面をさっと炙ったステーキにルッコラとパルミジアーノを削ったものがたっぷりと載ってきます。血の滴る新鮮な肉にパルミジアーノの濃厚な風味、ルッコラの爽やかさが絶妙です。これを赤ワインと一緒に味わえば、気分は最高。イタリアン・スタイルのステーキを堪能しました。アメリカではステーキといえばシンプルに焼いて、塩こしょうをするくらいなのですが、これからは上質な赤身が手に入った時には目先を変えて、イタリア風に頂くのもおいしいなあと思いました。ワイン、税、チップを入れても3000円くらいだったと思います。大満足でした。3000円でこれ程においしい食事を取れる場所は、世界を見ても余り多くはないのでは無いでしょうか。VIVA ITALIA!
GIOLITTI
住所:Via Uffici del Vicario 40, Roma Italia
電話:06-6991243
La Taverna di Cecco
住所:Via Cecco Angiolieri, 19, Siena, Italia
電話:0577-288518
Monday, November 15, 2010
食の都ナポリを訪ねて / What you should eat in Naples
先月、ひと月程掛けてイタリア、スペイン、フランス、イギリスを周ってきました。特に私の大好物ワイン、チーズ、パン、お菓子がおいしい国々です。もう食べて、食べて、危険な程食べてしまいました。イタリアでの食事については、現地からほんの少しだけ英語でブログを書きましたが、ちょっと中途半端なままになってしまっています。今回はまた改めて旅で出会った忘れ難い食べ物、そして人々ついて書いてみたいと思います。既に述べたものと少々重複する点も少々ありますが、どうかご了承下さい。
南イタリアの魅力はなんと言っても食べ物が安くておいしいこと。シーフード、お酒、お菓子、コーヒー、そしてファースト・フードのような店で売っているたった1ユーロ(1.3〜1.4ドル位)のアランチーニ(ライス・コロッケ)でさえ、驚く程美味しい。おいしい食べ物が気軽に食べられる上に、輝く太陽と海、青い空があり、そして人々が親切と来れば、もうこれ以上旅に望む物はありません。南イタリアでは名物が沢山あります。アマルフィ海岸の新鮮な魚介をふんだんに使ったパスタ、それからレモン皮、スピリッツ、水を三分の一づつ混ぜ、熟成させて作る混ぜ物は一切無い本物のレモン・リキュール・リモンチェッロ。ナポリの薪を使って直火で焼く外はカリッカリ、中はもちもちのピッツア・マルガリータに、この上も無く濃厚でクリーミーなナポリ風エスプレッソ、そして何層にも何層にもパイとカスタードクリームを重ねて焼いた巻貝型のお菓子・スフォリッテッラ。それからペストゥム周辺の水牛のモッツアレッラ。
どれもこれもおいしいものばかりですがあえて選ぶなら、一等賞はナポリの濃厚でまろやかなエスプレッソでしょう。ナポリのエスプレッソに比べたら、パリや他のイタリア諸都市のエスプレッソなぞ比べられるような代物ではありません。濃厚にしてえぐみ・苦みはなく、後味はあくまでまろやか、そして口当たりはクリーミーです。地球上にこれ以上おいしいコーヒーがあったら、是非教えて欲しいという程おいしいエスプレッソでした。おいしいエスプレッソを出すカフェを見つけるコツは、通勤中の人で賑わっているお店に行くこと。地元の人が繰り返し行くお店は間違いはありませんし、観光客向けのお店に比べ価格も安いです。(大概80セント位。1ドル程度。)どうやって英語が通じない地元のカフェに行くの?と思う方もいるかもしれませんが、要は「コーヒーが飲みたい」ということが伝われば用が足りると思います。支払いの方法だけ少々異なりますので、お伝えしてすると、まずイタリアのカフェはレジで注文して、支払いを済ませ、レシートを持ってバリスタがいるカウンターに行き、注文の品を受け取ります。「ウン・カフェ・ペルファボーレ(コーヒーひとつ下さい)」と言えば皆大概分かってくれました。
それからここナポリで忘れてはならないのは、本場のピッツアです。地元の人何人かにお勧めの店を聞いたところ、皆口を揃えてここへ行け!と言ったのが「ダ・ミケーレ」です。ダ・ミケーレはどのガイドブックにも載っている有名店で、観光客・地元客を問わず愛されています。そのため昼時は大変な混雑で、行列どころか「何事か?」と思う程、お店の周りを大勢の人が取り巻いています。ダ・ミケーレのメニューはピッツア・マルゲリータとダブル・チーズ・マルゲリータのみという潔さ。そこからも彼らのピッツア作りに対する自信が伺われます。私はレギュラーサイズを注文したのですが、価格は4ユーロ位(6ドル程度)で、レギュラーとは思えない程巨大です。一目見てこれを食べきるのは絶対不可能!と思いましたが、外側はカリツカリで直火の焦げ目が何ともスモーキー、そして中は驚く程もっちもち。その繊細かつ力強い完璧なピッツア生地のおいしさに何と完食してしまいました。
食以外にも、この世のものとも思われぬ程美しい海岸の風景や、色彩豊かで仕立ての良い服飾品の数々などここナポリでなくてはお目に掛かれない素敵なものにたくさん出会いました。我が目を疑う程に凄まじい交通は問題ですが、尚、余り有る魅力に満ちた街でした。そう遠くない将来にまたナポリに行く機会を是非作りたいと思います。
Da Michele (ダ・ミケーレ)
Address: Via Cesare Sersale 1, Naples
Phone: 081-5539204
Business Hours: 10 AM to 11 PM
南イタリアの魅力はなんと言っても食べ物が安くておいしいこと。シーフード、お酒、お菓子、コーヒー、そしてファースト・フードのような店で売っているたった1ユーロ(1.3〜1.4ドル位)のアランチーニ(ライス・コロッケ)でさえ、驚く程美味しい。おいしい食べ物が気軽に食べられる上に、輝く太陽と海、青い空があり、そして人々が親切と来れば、もうこれ以上旅に望む物はありません。南イタリアでは名物が沢山あります。アマルフィ海岸の新鮮な魚介をふんだんに使ったパスタ、それからレモン皮、スピリッツ、水を三分の一づつ混ぜ、熟成させて作る混ぜ物は一切無い本物のレモン・リキュール・リモンチェッロ。ナポリの薪を使って直火で焼く外はカリッカリ、中はもちもちのピッツア・マルガリータに、この上も無く濃厚でクリーミーなナポリ風エスプレッソ、そして何層にも何層にもパイとカスタードクリームを重ねて焼いた巻貝型のお菓子・スフォリッテッラ。それからペストゥム周辺の水牛のモッツアレッラ。
どれもこれもおいしいものばかりですがあえて選ぶなら、一等賞はナポリの濃厚でまろやかなエスプレッソでしょう。ナポリのエスプレッソに比べたら、パリや他のイタリア諸都市のエスプレッソなぞ比べられるような代物ではありません。濃厚にしてえぐみ・苦みはなく、後味はあくまでまろやか、そして口当たりはクリーミーです。地球上にこれ以上おいしいコーヒーがあったら、是非教えて欲しいという程おいしいエスプレッソでした。おいしいエスプレッソを出すカフェを見つけるコツは、通勤中の人で賑わっているお店に行くこと。地元の人が繰り返し行くお店は間違いはありませんし、観光客向けのお店に比べ価格も安いです。(大概80セント位。1ドル程度。)どうやって英語が通じない地元のカフェに行くの?と思う方もいるかもしれませんが、要は「コーヒーが飲みたい」ということが伝われば用が足りると思います。支払いの方法だけ少々異なりますので、お伝えしてすると、まずイタリアのカフェはレジで注文して、支払いを済ませ、レシートを持ってバリスタがいるカウンターに行き、注文の品を受け取ります。「ウン・カフェ・ペルファボーレ(コーヒーひとつ下さい)」と言えば皆大概分かってくれました。
それからここナポリで忘れてはならないのは、本場のピッツアです。地元の人何人かにお勧めの店を聞いたところ、皆口を揃えてここへ行け!と言ったのが「ダ・ミケーレ」です。ダ・ミケーレはどのガイドブックにも載っている有名店で、観光客・地元客を問わず愛されています。そのため昼時は大変な混雑で、行列どころか「何事か?」と思う程、お店の周りを大勢の人が取り巻いています。ダ・ミケーレのメニューはピッツア・マルゲリータとダブル・チーズ・マルゲリータのみという潔さ。そこからも彼らのピッツア作りに対する自信が伺われます。私はレギュラーサイズを注文したのですが、価格は4ユーロ位(6ドル程度)で、レギュラーとは思えない程巨大です。一目見てこれを食べきるのは絶対不可能!と思いましたが、外側はカリツカリで直火の焦げ目が何ともスモーキー、そして中は驚く程もっちもち。その繊細かつ力強い完璧なピッツア生地のおいしさに何と完食してしまいました。
食以外にも、この世のものとも思われぬ程美しい海岸の風景や、色彩豊かで仕立ての良い服飾品の数々などここナポリでなくてはお目に掛かれない素敵なものにたくさん出会いました。我が目を疑う程に凄まじい交通は問題ですが、尚、余り有る魅力に満ちた街でした。そう遠くない将来にまたナポリに行く機会を是非作りたいと思います。
Da Michele (ダ・ミケーレ)
Address: Via Cesare Sersale 1, Naples
Phone: 081-5539204
Business Hours: 10 AM to 11 PM
Friday, October 15, 2010
Real Italian gelato and Italian style steak in central Italy
I came up to Rome and Florence. I had really good Naples style espresso and pizza while I was in south. Now I came up to central Italy, Rome and Florence. What amazes me about this country is that it is so easy to find descent food for just several bucks. Even a small grocery super market offer numerous kinds of cured meat and cheese. I want to write about what I enjoyed in Rome and the Florence area while my memory is fresh.
Gelateria Giolliti, Rome
I had only casual food in Rome because I actually ate too much in south. What I really liked in Rome is gelato. I had gelato at some popular gelaterias, but I liked Giolliti the best. Giolitti is a very old gelateria in central Rome. They have been there since...sorry, I forgot, but anyway for so long. The shop was packed with people and I had to wait in a long line, but it went very fast. I had small size for 2.5 Euros, which is approximately 3.8 dollars.I ordered small size, but it was actually very big. I had pistachio, chocolate, and lemon flavors with whipped cream. It was so creamy, yet not so heavy. I enjoyed the taste of the natural flavors of ingredients very much. The whipped cream was very rich and melt in my mouth, and the richness of the whipped cream went very well with the creamy texture of the ice cream. It was delicious. There are many famous gelaterias in Rome. I strongly recommend you to stop by Giolliti at least once if you visit Rome.
La Taverna di Cecco, Siena
I found really a lovely restaurant while I was strolling around Siena. The restaurant was full of people, who looked like young professional and local Madames. So, I dropped in. I had a steak with fresh fungi and arugula. The most famous food in this area is steak. It was actually one of the best steak ever. It was different from American steak nor Japanese steak. It did not have much fat, but it was so tender and juicy. It had a hint of smokey flavor, and it went perfectly well with the rich flavors of fungi and butter. I thought this is the Italian style steak. I tasted it very much with a glass of red wine. I paid 25 Euros, which is like 36 dollars for lunch. I thought the price is very reasonable because the steak was memorably good, the service was excellent, and the atmosphere was nice. I really had a great time and food there.
Gelateria Giolliti, Rome
I had only casual food in Rome because I actually ate too much in south. What I really liked in Rome is gelato. I had gelato at some popular gelaterias, but I liked Giolliti the best. Giolitti is a very old gelateria in central Rome. They have been there since...sorry, I forgot, but anyway for so long. The shop was packed with people and I had to wait in a long line, but it went very fast. I had small size for 2.5 Euros, which is approximately 3.8 dollars.I ordered small size, but it was actually very big. I had pistachio, chocolate, and lemon flavors with whipped cream. It was so creamy, yet not so heavy. I enjoyed the taste of the natural flavors of ingredients very much. The whipped cream was very rich and melt in my mouth, and the richness of the whipped cream went very well with the creamy texture of the ice cream. It was delicious. There are many famous gelaterias in Rome. I strongly recommend you to stop by Giolliti at least once if you visit Rome.
La Taverna di Cecco, Siena
I found really a lovely restaurant while I was strolling around Siena. The restaurant was full of people, who looked like young professional and local Madames. So, I dropped in. I had a steak with fresh fungi and arugula. The most famous food in this area is steak. It was actually one of the best steak ever. It was different from American steak nor Japanese steak. It did not have much fat, but it was so tender and juicy. It had a hint of smokey flavor, and it went perfectly well with the rich flavors of fungi and butter. I thought this is the Italian style steak. I tasted it very much with a glass of red wine. I paid 25 Euros, which is like 36 dollars for lunch. I thought the price is very reasonable because the steak was memorably good, the service was excellent, and the atmosphere was nice. I really had a great time and food there.
Tuesday, October 12, 2010
Much more delicious food in Italy
Hi, I am writing from Italy now. This country is a fantastic place to enjoy food. It is just amazing. Can you believe that descent Parma prosciutto costs only one or two bucks? It is very easy to find good food for reasonable price. I will write about my experience in Naples today.
As you know, Naples is famous for its fantastic pizza. Two or three local people recommended me to go to Da Michele. Da Michele is definitely one of the best places to know what Naples style pizza is. When I arrived at Da Michele, it was so crowded. I mean, of course the restaurant was crowded, but outside of the restaurant was also packed with the customers as well! You need to take a number at the door and it usually takes 20 to 30 minutes to take a table. The way they offer their pizza is very simple. They have only Pizza Margaruta and double cheese Margaruta in medium and large size. They have pops and a beer also. I have had many great pizzas, but their pizza was very special. The dough was one of its kind. The outside of the pizza was crusty and smokey, but the inside was soft. I would say the softness was something between fluffy, sticky, and chewy. I ordered a medium size pizza and a bottle of beer. I paid only 6 euros or so. The portion was huge. I thought I had no way to finish it, but I ate it up because it was so good!!!
To enjoy great pizza in Naples, you have to be a bit careful there. Even Italians in the area say that they hesitate to go to Naples because it is dangerous to be there. Here are the tips I got from locals to enjoy visiting Naples.
Rule 1, No jewelery on you.
Rule 2, Do not bring your purse. Put your money in your pocket.
Rule 3, Do not bring anything important with you.
I took their advice sincerely and followed them. I was absolutely OK. The traffic was crazy like hell though...I also had famous sphorgliatella, baba, canolli, and espresso while I was in Naples. Everything was excellent, but espresso was especially impressive. It was so rich and had a very special aroma. It costs only a dollar if you have it at a counter, not a table. Italians stop by coffee bars to enjoy espresso several times a day. It is just so nice to enjoy great coffee many times a day.
I am so glad that I had a chance to visit southern part of Italy. Food was great, people were nice, and the landscape was breathtaking there. My story about much more delicious food in Italy will be moving onto great food in Central Italy the next time. Ciao!
As you know, Naples is famous for its fantastic pizza. Two or three local people recommended me to go to Da Michele. Da Michele is definitely one of the best places to know what Naples style pizza is. When I arrived at Da Michele, it was so crowded. I mean, of course the restaurant was crowded, but outside of the restaurant was also packed with the customers as well! You need to take a number at the door and it usually takes 20 to 30 minutes to take a table. The way they offer their pizza is very simple. They have only Pizza Margaruta and double cheese Margaruta in medium and large size. They have pops and a beer also. I have had many great pizzas, but their pizza was very special. The dough was one of its kind. The outside of the pizza was crusty and smokey, but the inside was soft. I would say the softness was something between fluffy, sticky, and chewy. I ordered a medium size pizza and a bottle of beer. I paid only 6 euros or so. The portion was huge. I thought I had no way to finish it, but I ate it up because it was so good!!!
To enjoy great pizza in Naples, you have to be a bit careful there. Even Italians in the area say that they hesitate to go to Naples because it is dangerous to be there. Here are the tips I got from locals to enjoy visiting Naples.
Rule 1, No jewelery on you.
Rule 2, Do not bring your purse. Put your money in your pocket.
Rule 3, Do not bring anything important with you.
I took their advice sincerely and followed them. I was absolutely OK. The traffic was crazy like hell though...I also had famous sphorgliatella, baba, canolli, and espresso while I was in Naples. Everything was excellent, but espresso was especially impressive. It was so rich and had a very special aroma. It costs only a dollar if you have it at a counter, not a table. Italians stop by coffee bars to enjoy espresso several times a day. It is just so nice to enjoy great coffee many times a day.
I am so glad that I had a chance to visit southern part of Italy. Food was great, people were nice, and the landscape was breathtaking there. My story about much more delicious food in Italy will be moving onto great food in Central Italy the next time. Ciao!
Thursday, September 23, 2010
フィンガーレイク地方ワイナリー巡り / A trip to the Finger Lakes
勤労感謝の日の週末を利用して、フィンガー・レイク地方に行って来ました。フィンガー・レイクはニューヨーク州の北端にある5つの細長い湖で、それがあたかも指のように見えるということで「フィンガー・レイク」の名がついたそうです。日本では余り知られていませんが、アメリカではマンハッタンから気軽に行ける保養地として知られており、透明度の高い湖を小高い丘が取り囲む風景はなかなかに風光明媚です。
今回の私の旅の目的はワイナリー巡り。フィンガーレイク地方には100近いワイナリーがあり、アメリカでも最も北にあるワインの生産地のひとつでで、土地柄特に上質の白ワインが生産されています。今回は訪れたワイナリーやその他のお店をいくつか紹介したいと思います。
このワイナリーはフィンガー・レイク地方のワイン発祥の地と言っても過言ではありません。その名が示すようにドクター・コンスタンチンが創設したワイナリーで、彼はこの地のワイン発展のために生涯尽力しました。ドクター・コンスタンチン・フランクの売りは何と言っても白ワイン。特にリースリングはワイン雑誌での評価も高く、数々の賞を受賞しています。
ワイナリーは小高い丘から湖を見下ろす眺めの良い場所に有り、テイスティングはツアーのような感じで行われ、着いた順に一定の数がまとまるとテイスティング・ルームに入り、終わったらまた次のグループが入るというシステムです。そして素晴らしいことに、テイスティングは無料です。何て幸せ。美味しいお酒を遠慮なく無料で飲めること程、酒好きにとって幸せなことはありません。
7〜8種類のワインをテイスティングしましたが、意外なことに最も印象に残ったワインは名産のリースリングではなく、シャルドネでした。後味はあくまで辛口でありながら、果物の甘みと旨味がはちみつのように凝縮しています。これぞ良く出来たアメリカの白!といった味わいです。価格も品質に対して手頃で、シャルドネは一本15ドルでした。サービスもなかなか良く、テイスティング係の方もしっかり質問に答えてくれます。何本かまとめてワインを購入すると値引きがあり、たくさんの人がワインの包みを抱えて帰って行いくのを目にしました。
ドクター・コンスタンティン・フランク
住所: 9749 Middle Road Hammondsport, NY 14840
電話番号:(607) 868-4884
テースティング料:無料
テイスティングルーム営業時間:月曜〜土曜午前9時〜午後5時、日曜午後12時〜5時 通年営業(感謝祭、クリスマス、元旦、イースターを除く)
フィンガー・レイク地方は白の産地と決め込んでいましたが、意外なことに素晴らしいの赤の作り手がいました。それがシェールストーン・ヴィンヤーズです。謳い文句は「私達は赤ワインを作っています。」赤ワイン作りに対する情熱と自信がここからも伺われます。非常に小さなワイナリーで、種類は多くはないのですが、ここで飲んだワインはどれも上質でした。アメリカでおいしい赤ワインを、しかも手頃な価格で見つけるのは至難の技です。白の聖地にこんな場所があるとは!しかもナパ・ソノマにも負けない実力のワインです。粒揃いのラインナップの中でも秀逸だったのはピノ・ノワール。ピノ・ノワール特有の軽さに加えて、豊かな香り、柔かな口当たりで私の知るアメリカのピノ・ノワールの中ではピカ一でした。価格は22ドル。決して安い訳ではありませんが、これだけ丁寧に作っていることを考えると妥当な価格だと思います。テイスティング料は2種類で2ドル、更に2ドル追加すると次のランクのワインを更に2種類試すことができます。
シェールストーン・ヴィンヤーズ
住所:9681 Rte.414, Lodi, NY 14860
電話番号:607-582-6600
テイスティング料:2ドル 又は 4ドル
営業時間:季節により異なりますのでホームページで確認して下さい。
数あるワイナリーの中でも、最高のサービスを受けたのはここハーマン・ジェイ・ウィーマー・ヴィンヤーズです。人気があるワイナリーではお客様が多く、対応に追われているため、つっけんどんな応対を受ける事も珍しくありませんが、このワイナリーでは、込み合う時間に訪れたにも関わらず、温かなもてなしを受けました。小さなワイナリーで、テイスティング・ルームもこぢんまりとして趣味が良く、その日は晴れていたので、パティオで試飲させてくれました。シャルドネ、ドライ・リースリング、ピノ・ノワールどれもおいしかったのですが、意外な発見がロゼです。あくまで辛口の飲み口ありながら、ほんのりとしたベリーの香りが広がり、食事に良く合いそうです。価格は驚きの10ドル。価格が手頃な上に、ラベルもとてもきれいだったので、購入してとても嬉しくなりました。
葡萄畑を臨む庭には椅子とテーブルが何組か置いてあり、ピクニックを楽しむこともできます。おいしいワイン以上に良い時間を過ごすことができたワイナリーでした。
ハーマン・ジェイ・ウィーマー・ヴィンヤード
URL: http://wiemer.com/
住所:3692 Route 14, Dundee, NY 14837
電話番号:(607) 243-7971
テイスティング料:3ドル (リザーブ・ワイン・テイスティング 2ドル追加)
営業時間:午前8時半〜午後5時 通年営業(主な祝日を除く)
最後に紹介するのはセネカ湖畔のジェニーバ近くのりんご果樹園、レッド・ジャケット・オーチャーズです。この果樹園のおすすめは何と言っても富士りんごジュースと桃。アメリカではよくアップル・サイダーという名の茶色いりんごジュースを目にしますが(ちなみに炭酸ではありません。。)、アメリカに来て初めて日本のりんごジュースのような白く濁ったジュースを見つけました。おいしかったです。リンゴジュースだけでも10種類近くあり、中でも富士リンゴジュースのおいしさはダントツです。店頭ではりんご以外にも採れたての果物を販売しており、そこで買った白桃は日本の桃のように繊細な味わいでした。アメリカの桃は不思議なことにカリカリとした固い食感なのですが、この桃は一口食べるごとにジュワッと果汁がしみ出す柔らかな桃でした。幼い頃、夏休みに父とよく食べた桃の味を思い出しました。特別な味でした。
レッド・ジャケット・オーチャーズ
住所:957 Route 5 & 20, Geneva, NY 14456
電話: (315) 781-2875
追伸:写真は宿泊したベッド・アンド・ブレックファーストの周りの風景です。どこまでも続くファーム・ランド。日本には無いのどかな光景に心が和みました。
I went to the Finger Lakes for the first time on Labor Day weekend. The Finger Lakes region, though little known in Japan, is a popular resort in upstate New York. The Finger Lake region produces high quality white wine: in fact, there are almost 100 wineries in the area. I went to several wineries and found some very good wines. I want to write about the wineries and a shop that I would definitely recommend when you next visit the Finger Lakes region.
Dr. Konstantin Frank
As the name of the winery suggests, this winery was established by Dr. Konstantin Frank, a scientist at Cornell University. He was a wine -making pioneer in the Finger Lakes region and dedicated his life to developing the wine industry. This winery is especially famous for its Rieslings and received many awards. The amazing thing about this winery is that they offer free wine tasting. I went to many wineries in the U.S.A., but Dr. Konstantin Frank was the first winery where I enjoyed free wine tasting. I tried most of their whites, and they were all good. I especially liked their Chardonnay among others. It had a concentrated fruit flavor and honey-like sweetness with a creamy texture, yet it finished up dry. It was $15 a bottle. I would not say this is inexpensive, but for its quality, this cost performance is excellent. I saw many people holding bottles of wine in their hands in the parking lot. They don't need to charge a tasting fee because their visitors love their wine and buy it a lot.
Address: 9749 Middle Road Hammondsport, NY 14840
Phone: (607) 868-4884
Tasting fee: Free
Business hours:Monday to Saturday 9 AM to 5 PM, Sunday Noon to 5 PM, year around except major holidays
Shalestone Vineyards
I had thought that the Finger Lakes region was all about white wine, but I was mistaken. I found a little gem for red wine lovers on the east shore of Seneca Lake. Shalestone vinyards is a small winery that produces great red wines. Their motto is, "Red is all we do." I think this describes what they do well. They had only 8 wines on their list, and I tried four of them. They were all outstanding. Their Pinot Noir was especially unforgettable. It had a light body with aromatic bouquet and elegant silky texture. It was perfect. A bottle of Pino Noir was $22. It's not inexpensive, but it's extraordinarily reasonable for its quality. In fact, all of their wines were under $25. This was unbelievable because it's so difficult to find a good red wine for a reasonable price even in Sonoma Valley. This winery is one of the most fabulous finds I made during this trip.
Address: 9681 Rte.414, Lodi, NY 14860
Phone: (607) 582-6600
Tasting fee: Two dollars for two kinds of wine, four dollars for 4 kinds of wine
Business hours: Varies depending on the season. Please check the website.
Hermann J. Wiemer Vineyard
What impressed me at this winery was their service. They welcomed me and treated me like their friend even during busiest hours. This vineyard has a nice small tasting room and a patio. I enjoyed tasting in their patio under the sun. It was very pleasant. This winery is famous for good quality white wines, but I actually liked their dry rose the best on their list. It was a descent dry rose with a hint of strawberry aroma. This dry rose was only 10 bucks a bottle. What a great deal! I had a very good time with good wine and nice people at Herman J. Wiemer. I'm sure I will come back!
URL: http://wiemer.com/
Address: 3692 Route 14, Dundee, NY 14837
Phone: (607) 243-7971
Tasting fee: Three dollars ( Additional 2 dollars for the reserved wine tasting)
Business hours: 8:30 AM to 5 PM, year around except major holidays
Red Jacket Orchards
Red Jacket Orchards is located nearby Geneva on Seneca Lake. They mainly produce apples and have a various kinds of apple juice. They offer free juice samples in their retail shop. There, I found Fuji apple juice! It had whitish yellow color and tasted like Aomori apple juice in Japan. It had a good combination of sourness and sweetness. It tasted like a real apple while apple cider tastes a bit sweeter and milder than a real apple. I loved it! I have never seen this type of apple juice in the U.S.A before. They also sell other kinds of fruits, such as plums, peaches, and berries. I bought their white peaches. They were very good too. They tasted like white peaches in Japan. Japanese white peaches are soft, delicate, and juicy while most of American peaches are sort of firm. The taste of the peaches from Red Jacket Orchards reminded me of summer days in my childhood. I often enjoyed white peaches as a snack with my father during summer. He liked white peaches. I felt a little nostalgic while eating the peaches. I want to come back to Red Jacket Orchards even only to get these special peaches. Definitely, I will the next summer.
Address: 957 Route 5 & 20, Geneva, NY 14456
Phone: (315) 781-2875
P.S., I took this photograph from the B&B I stayed in. I felt that this scene was very American because it's impossible to see such huge farmlands in Japan.
Friday, August 20, 2010
東京味めぐり / Finding more delicious food in Tokyo
夏の間しばらく日本におり、また随分ご無沙汰をしてしまいました。何をするということもなく過ごしましたが、やはり故郷というのは良いものです。ゆったりした気持ちになりました。東京にも短く滞在し、とても良いお店を見つけましたので、お店をご紹介したいと思います。
日本には最近また、外国の有名な菓子屋の支店が増えてきました。ピエール・エルメやジャン・ポール・エヴァンが日本に入って久しいですが、マカロンで有名なラデュレやバター・ブランドのエシレも最近東京に店を出しました。いろいろと食べてみたものの、私が一番好きだったのは話題の新しいお店では無く、もう長く自由が丘に店を構えるフランス菓子の名店、パティスリー・パリ・セヴェイユでした。クロワッサンはサクサク、ケーキも季節の果物を使った繊細な味わいでありながら、食べ応えもあり、価格も相応です。焼き菓子も美しく、食べてみたいものが沢山ありました。非常に総合力が高いお店だと思います。東京に行ったらまた必ず寄ることになりそうです。パリ・セヴェイユとオー・ボン・ヴュータンさえあれば、他に東京にケーキ屋さんが無くなても困らないだろうなあと思う程でした。
次の発見はおそば。東京の下町にまたひとつお気に入りのそば屋を見つけてしまいました。それは池之端薮蕎麦です。薮といえば浅草が有名で、東京に住んでいた時には私も何度となく、その洗練されたそばを味わいに行ったものですが、こちらの薮も負けず劣らず。池之端薮のそばはつるりとのどごしが良く、噛むとそばらしい香りがほんのり口の中に広がります。気取らぬ味わいで、量も適度。またビールに付いて来るなめみそも絶品で、丁寧に練り上げられた甘めの味噌に良く煎った胡麻が香り、酒のつまみに最高です。サービスも皆てきぱきとしており、客を待たせません。これから上野駅を利用する際、絶好の待ち合いになりそうです。
そして最後に、今回の旅最大のご褒美は八つ目やにしむら。目黒不動前にある有名なうなぎ屋で、長い事気になっていましたが、やっと行くことができました。結果は予想以上。こんなにうまいと知っていたら、アメリカに越す前に行っておくのだったと悔やまれます。ここのうなぎの特徴はしっかりとした焼き。店頭では職人さんが汗を流しながら、もうもうと上がる煙の中、うなぎを焼き上げています。うなぎの食感は中はふわり、外は炭火独特のいい焦げ目で、それにぴたりと合う甘過ぎない濃いめのたれで仕上げてあります。竹葉亭のうなぎを上品な上町の味と例えるなら、こちらのうなぎは最上級の庶民の味。ただこの格別な焼きたてのうなぎを食べるためには、炎天下長いこと並ばねばならず、また私は一階席に座ったのですが、食事中うなぎを焼くすごい煙に耐えなければいけません。それでも東京に行ったら、また必ず行くだろうと思います。あるいはまた、それを超えるうなぎにいつか出会ってみたいものだと思います。
以上!嗚呼、今回もまた食べに食べました。日本の食べ物は本当においしいなあと遠いクリーブランドで思うのでした。
パティスリー・パリ・セヴェイユ
住所:東京都目黒区自由が丘2–14−5館山ビル1階
電話:03−5731−3230
営業時間:午前10時〜午後8時
住所:東京都文京区湯島3−44−7
電話:03−3831−8977
営業時間:午前11時半〜午後2時、午後4時半〜午後8時、日曜祝日は
定休日:水曜日
ホームページ:http://www.yabu-soba.com/
住所:東京都目黒区下目黒3−13−10
電話:03−3713−6548
営業時間:午前10時半頃〜午後7時頃まで
定休日:水曜日
Its been quite a while since I wrote my last article. I was in Japan this summer and haven't had a chance to write a new article. Visiting Japan means always a lot to me. This visit was wonderful as always. I had a very good time with my family and friends. I also got to enjoy fresh seafood and top-noctch pastries in Tokyo. Most of the food is impossible to get in the States. I want to write about some of the best food I had during the trip.
Not so many people know that Tokyo is one of the best cities to taste sweets in the world. My Parisien friend said, "You don't need to go to Paris to taste good pasties because you can get much better ones here, there, and everywhere in Tokyo. Why bother going such a long distance for what you can get here?" I don't know if what my friend said was true or not, but the fact is that Tokyo confections are absolutely fantastic. They are superbly made with high quality ingredients and seasonal fruits. I am really crazy for this kind of sweets in Tokyo. I found a very good pastry shop during the trip, named "Patisserie Paris Seveille." It is in the Jiyugaoka area and is an authentic French style pastry shop that offers fantastic classic cakes and pastries. The pastry chef, Yoshiaki Kaneko, trained at famous pastry shops in Paris over many years, and then finally opened his own shop "Paris Seveille" 7 years ago. All of his cakes looked just so good and beautiful. All of the pastries I tried were very delicious. I had two kinds of cake and a chocolate croissant. The croissant was especially impressive. It was the perfect croissant that I had been wanting for so long. It had a nice buttery flavor, a perfectly baked golden brown flakey layers of dough, and a light texture. It was no doubt the best croissant I have ever tasted yet. I am so happy that I have "Paris Seveille" in Tokyo. I would be addicted to it if I lived in Tokyo.
The next discovery was "Ikenohata Yabu Soba." I love traditional Japanese soba noodles so much, so I have tried numerous talked-about soba restaurants in Tokyo. The best one I've found so far is "Asakusa Yabu Soba," but "Ikenohata Yabu Soba" was actually as good as "Asakusa Yabu Soba." Their soba noodles had an aromatic and rustic buckwheat flavor of buckwheat with a silky texture. Their service was excellent; fast and friendly. This is how a good soba restaurant should be. Also, their sweet miso that came with beer was very good. It was a good accompaniment to beer. "Ikenohata Yabu Soba" is located walking distance from Ueno terminal. I use Ueno terminal at least two or three times whenever I visit Tokyo. This soba restaurant will be where I pass extra time in the Ueno area.
The last and the best food I tasted during the trip was grilled eel at "Yatsumeya Nishimura." I've been interested in this eel cuisine restaurant for a long time, and I finally had a chance to try their eel. I have heard that they have a good reputation, but it tasted even better than I expected. It was seriously good. Their eel had such a nice smokey flavor because their eel was grilled with high quality charcoal. The outside is nicely crusty, yet the inside was fluffy. Their sauce went just perfectly well with the texture of their eel. It had a good balance of sweetness and savoriness. I had to wait for nearly an hour to take a table because they don't accept reservations during lunch time. Plus, the location is a bit inconvenient, but it's well worth it. I am so happy that I discovered this eel place. I can't wait to come back to "Yatsumeya Nishimura" again to savor one of the best authentic Japanese food I have ever met.
Patisserie Paris Seveill
Address: 2-14-5 Tateyama building 1F, Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo
Phone: 03-5731-3230
Hours:10AM to 8PM
Address: 3-44-7, Yushima, Bunkyo-ku, Tokyo
Phone:03-3831-8977
Hours:11am to 2PM and 4PM to 8PM, no break on Sundays and holidays, closed on Wednesdays
Address: 3-13-10, Shimomeguro, Meguro-ku, Tokyo
Phone: 03-3713-6548
Hours: 10:30AM to 7PM, eat-in 11AM to 2PM (first come, first served), after 2PM reservation required, closed on Wednesdays
Tuesday, June 15, 2010
シンシナティ・チリの旅/ A trip to Cincinnati: In search of the real Cincinnati chili
長いことシンシナティのチリを食べてみたいと思っていたのですが、ついに念願叶って本場のチリを食べて来ました!これまで色々な人に「シンシナティのチリって他のチリとどう違うの?どんな味?」と質問して来たのですが、「うーん、シンシナティ・チリ?何て言うか、まあちょっと変わってるよね。」という分かるような分からないような答えが決まって返ってきたので、返って私の期待や興味は高まるばかり。天気の良い日にクリーブランドから車で約4時間、一念発起して出掛けたのですが、シンシナティはチリだけでは無く、思ったよりもずっと素敵な街でした。
まず今回の旅の目的は何と言ってもチリ。地元にはいくつか有名なお店があるようですが、私達はシンシナティの郊外にあるブルー・アッシュ・チリを選びました。Skyline Chiliや Camp Washington Chiliといったお店の方が有名なのですが、あえて郊外にある小さなお店を選んだのは、ネットでのレビューが全般に好意的だったことと、フード・ネットワークで取材を受けていたからです。フード・ネットワークは賛否両論ありますが、クリーブランドの中で取材されたお店を見ても、案外地元の人に愛されている良いお店を選んでいるように思います。
そして、お目当てのチリ!ですが、これはとてもおいしかったです。私はチーズ・コーニー(1.6ドル)というシンプルなホットドックの上に削ったチェダーチーズとチリが乗っているものを食べましたが、パン、フランクフルト、チリ、チーズ、どれをとっても自然な味で、それぞれの具も程よい量で、とてもバランスの取れたホットドックでした。ネットの写真から巨大なものを想像していたですが、意外や意外、小さめのサイズで、丁度良いというよりはむしろ小さいくらいです。女性でも二つ位ペロリと食べられるのではないかと思います。そして感じの良いウェイトレスさんがテキパキと気持ちよく対応してくれました。4時間掛けて来た甲斐がありました!その他にいわゆるシンシナティ・チリと言われるスパゲッティにチリを載せたものを食べましたが、スパゲッティはパスタというよりむしろ細めのうどんのような感じで、チリと一緒に食べると、じゃじゃ麺を食べているような気分になりました。チリが優しい味なので、スパゲティーと合わせて食べた時に、ややパンチに欠けるかなと思いました。
そして次に訪れたのはシンシナティのダウンタウンにあるシンシナティ現代美術センター。この美術館は建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した女性建築家ザハ・ハディッドが設計しており、以前からその建築を見てみたいと思っていました。建築的にも、内容的にも優れた現代美術館というのは案外少ないものですが、シンシナティ現代美術センターは小粒ながらも個性的な展覧会を開催しており、建築も作品のひとつのように楽むことができました。特に展示室と展示室を結ぶ導線の設計がユニークですので、建築を見るためにいらした方は、外側を見るだけでなく、是非美術館の中まで入ってみて下さい。ちなみに入館料は大人7.5ドル。火曜休館です。
昼頃に訪れたため、ダウンタウンはランチに出掛ける人々で賑わい、雰囲気が良さそうなレストランやカフェがいくつもありました。シンシナティ出身の人は決まってクリーブランドよりもシンシナティの方が好きだというのですが、素朴でありながら、文化的な香りがあり、住んだらきっと好きになる街だろうなあと思いました。今回はあまり時間が無く、川沿いなどを見ることができませんでしたが、次回来た時はもっと散策してみたいと思います。
住所: 9565 Kenwood Road, Cincinnati, OH 45242
電話: (513) 984-6107
ホームページ: http://www.blueashchili.com/
住所: 44 East 6th Street, Cincinnati, OH 45202
電話: (513) 345-8400
I finally had a chance to taste real Cincinnati chili in Cincinnati the other day. I've been interested in Cincinnati chili for quite a while because I've heard many people say, "It's so unique." It took me a good four hours just to drive down there from Cleveland, but it was worth it. I really enjoyed this trip to Cincinnati.
The main purpose of the trip was to taste real Cincinnati chili. I chose "Blue Ash Chili" in the suburb of Cincinnati to get the very best one. There are other famous chili restaurants in Cincinnati, but I selected Blue Ash Chili because this is a family owned small restaurant that's been in business for more than 40 years, and featured on the Food Network. Some people criticize the Food Network, but I think it is a pretty reliable news source of good restaurants.
Their chili was excellent as I expected. I had a cheese coney (one dollar sixty cents), which is basically a hot dog with chili with shredded Cheddar cheese. It was a well made hot dog. The balance among the frank, the bread, the chili, and the cheese was just perfect, and all the ingredients tasted very natural. I'd expected a huge hot dog according to the photo I saw on the Internet, but it was small! I think that even a small Japanese woman can easily eat two coneys for lunch, but given its price, it was a right portion. I also tried so-called "Cincinnati chili" that is a bowl of chili over spaghetti with shredded Cheddar cheese. It reminded me of "Jya-jya-noodles," a famous food from Morioka because the texture of the spaghetti was sort of like Udon noodles and Jya-jya noodles also have meat sauce on them. I thought the chili should be seasoned stronger when they put over spaghetti. It tasted a little too bland. Except that seasoning, I had a very satisfying experience at Blue Ash Chili because their food was great, their service was friendly, and their price was unbeatable!
We headed for the Contemporary Arts Center in downtown, Cincinnati next. The museum is famous for its architecture. In fact, I've been interested in this museum because a Pritzker award winning woman architect, Zaha Hadid designed this building. I really enjoyed both the building and the exhibitions there. Somebody commented that the Contemporary Arts Center is a gem in Cincinnati, and I definitely agree with the opinion.
Downtown, Cincinnati was attractive too. It was a nice size and filled with people enjoying lunch time. I found some nice-looking restaurants and cafes during my short time there. The city had a cultural atmosphere and energy. I understand why people from Cincinnati love Cincinnati so much. I thought I would love Cincinnati if I lived in Cincinnati. I did not have enough time to walk around downtown this time, but I want to come back and discover the city more.
Address: 9565 Kenwood Road, Cincinnati, OH 45242
Tel: (513) 984-6107
Homepage: http://www.blueashchili.com/
Address: 44 East 6th Street, Cincinnati, OH 45202
Tel: (513) 345-8400
Homepage: http://www.contemporaryartscenter.org/
Sunday, May 23, 2010
ジム・ジャームッシュ、フィリップ・ジョンソン、そしてアメリカン・スプレンダー/Artists from the Cleveland Area
ジム・ジャームッシュ、フィリップ・ジョンソン、アメリカン・スプレンダー(ハーヴィー・ピーカー)この三つの共通点は何でしょうか?それは出身地がオハイオ州クリーブランド地域ということです。そしてまた私が好きな芸術家や作品でもあります。
ジム・ジャームッシュはご存知の通り、独立系映画監督の旗手。パーマネント・バケーション、ストレンジャー・ザン・パラダイス、コヒー・アンド・シガレットなど映画好きにとって忘れられない記念碑的な作品をいくつも撮っています。彼の出身地はクリーブランド郊外のアクロンです。
フィリップ・ジョンソンはアメリカにとって最も重要な初期の建築家のひとり。ハーバード大学建築学科卒業後にハーバード・ファイブの一員として名を馳せ、アメリカに近代建築という概念を根付かせるために大きな役割を果たした一人です。彼の作品の最も有名なものに、ニュージャージー郊外に建てた自邸「グラスハウス」がありますが、クリーブランドにもフィリップ・ジョンソンの作品があり、ユニーバーシティ・サークルとダウンタウンの間にあるプレイハウスは礼拝堂のように壮麗な空気を漂わせながら、ひっそりと街の一角に佇んでいます。
クリーブランド周辺にはその他にも建築の見所があり、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のピーター・ビー・ルイス・ビルディングはフランク・オー・ゲイリー作。ロックン・ロール・ホール・オブ・フェイムはI.M.ペイ作。近郊のウィロビーにはフランク・ロイド・ライトが設計したルイス・ペンフィールド・ハウスがあるなど建築好きの心を程良く満たしてくれます。またフランク・ロイド・ライトの傑作「落水層」までは車で二時間余りで行く事ができます。
話はそれましたが、クリーブランド出身の人物についてです。最後の一人は日本でもヒットした映画「アメリカン・スプレンダー」のモデルでもあり、また作者でもあるハーヴィー・ピーカー。この人の力の抜け方は並ならぬものがあり、日本の漫画家、蛭子能収さんをどこか連想させます。二人とも職業が漫画家であることは、やはり何か関係があるのでしょうか。
オハイオ州クリーブランドは芸術家を生む気風があると地元の人は言います。絵を描く人、作品を作る人も実際に多く、この街に住むようになってから、自らを「芸術家」だと名乗る人に出会うことも少なくありません。この意見について個人的には懐疑的だったのですが、最近はクリーブランドという土地柄は確かに芸術家を育む要素があると思うようになってきました。というのもクリーブランドの人々は非常におおらかなため、「こうしなければいけない」「うまくやらなければいけない」「人に非難されたら」というような社会的な圧迫や緊張感が全般に少ないのです。そこで絵であろうと、何であろうと、好きな事を自由な心で好きなようにやったらいいという気分になってきます。それこそが個性的な作家達を生む土壌なのではないかと思います。
Jim Jarmusch, Philip Johnson, and Harvey Pekar. What do these three have in common? The answer is that they are all from the Cleveland area! I want to write a little bit about these American artists from the area.
As you may or may not know, Jim Jarmusch is one of the most important independent film makers in the United States. He directed "Permanent Vacation", "Stranger Than Paradise", and "Coffee and Cigarettes" among others. Jim Jarmusch is not technically from Cleveland, but from Akron. So he is from the Greater Cleveland.
Philip Johnson is one of the greatest American architects in history. He was a members of the Harvard Five and was instrumental in spreading modern architecture in the United States. His most famous work is the Glass House in New Canaan, Connecticut, but The Cleveland Play House, located between University Circle and downtown, is also outstanding. It has a very special glorious atmosphere. Cleveland actually has some other buildings designed by masters of modern architecture, including the Peter B. Lewis Building at Case Western Reserve University by Frank O. Gehry, the Rock and Roll Hall of Fame and Museum by I.M. Pei, and the Louis Penfield House by Frank Lloyd Wright. (This one is actually in Willoughby Hills, but it is just 20 minutes away from Cleveland.) Also, the Fallingwater, the masterpiece by Frank Lloyd Wright, is located in a suburb of Pittsburgh and is just 2 hours away from here. I would not say that this collection of architecture in Cleveland is the best in the States, but it is somewhat nice to have in my town.
The last great guy from Cleveland is Harvey Pekar. American Splendor, a movie that is modeled after him and written by himself, was a smash hit in Japan. You can see his love for Cleveland here, there, and everywhere in his movie.
I can't believe that many of my favorite artists are from the area where I live now, but I think this fact is not just a coincidence. Local people say that Cleveland develops people's talents for art. I'd been personally skeptical about this, but now I think this is true. People in Cleveland are pretty receptive to anything and anybody. So, people living here are free from pressure in a very good way and able to feel free to try anything that they think cool. Sometime even I feel like creating some art simply because I know nobody would look down on me even though I made something not appealing to anybody. People would say "Wow! You really like this. Great for you!" I think this good nature of people helped artists to create something truly unique and creative. I admire this lovable trait of people in Cleveland, and I want to preserve it by certifying them as a living world heritage if I can.
Monday, May 10, 2010
クリーブランドの隠れた名所 / A hidden treasure in Cleveland
最後に牛乳についてのブログを書いてから、随分経ちました。その間もちょこちょこいろいろな場所を開拓していたのですが、今日はその中でもとびきりの発見についてお伝えしたいと思います。
その場所は写真を載せたこの場所。どこか分かりますか?答えはクリーブランド・クリニックの屋上テラスです。ダウンタウンの町並みの背景にはエリー湖が広がり、クリーブランドの目抜き通り、ユークリッド通りが縦に走っています。
何度も何度も前を通り過ぎたことはありましたが、これまでクリーブランド・クリニックに立ち寄る機会がありませんでした。余り知られていませんが、ここクリーブランド・クリニックの正面玄関であり、心臓病棟でもあるミラー・パビリオンには素晴らしい現代美術のコレクションが所狭しと並んでいます。この美術コレクションを見るために、初めてクリーブランド・クリニックを訪れました。
場所柄行きにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、所蔵品は一般に公開されており、音声ガイドツアーも無料で利用することができます。その質と量は、どの現代美術館と比べても引けを取らぬ程です。クリーブランドでナム・ジュン・パイクやメディア・アートをこんなにも高いレベルで体験できる場所があるとは本当に驚きでした。
その素晴らしいコレクションの締めくくりに立ち寄ったのが、ここルーフトップ・テラスです。冬の空、快晴、夕焼け、花曇り、いつ行っても街の表情が凝縮された風景は飽きる事がありません。まだ行った事が無い方には、是非一度見て頂きたいこれぞ「クリーブランド」という景色です。
It's been a while since I wrote my last article about the great milk I found. I have been busy doing things and making new discoveries in Cleveland. I want to write about the very best I have discovered in the mean time. The treasure I found is the view in the photograph I posted above this article. Do you have any ideas where this is? This is the view from the Rooftop Terrace of the Cleveland Clinic. I had passed by the Cleveland Clinic many many times, but I never had a chance to stop by the clinic until I went to see their contemporary art collection like a month ago.
The things you view from the Rooftop Terrace are quintessential Cleveland: downtown skyscrapers, Lake Erie, Euclid Avenue, and the industrial neighborhoods between downtown and the Cleveland Clinic. Every time I go there, I enjoy a different view due to the time and the weather. It is so beautiful even on a icy winter day. I believe that the view from the Rooftop Terrace is the highlight of their fabulous art collection.
You might wonder why they have the contemporary art collection at the hospital. The Art and Medicine Institute in the Cleveland Clinic offers the art program as a part of patient activities, but the collection is open to the public. They have one of the best contemporary art collections I have ever seen. The collection includes works by Name June Paik, Ori Gersht, and William Wegman among other renowned contemporary artists. I did not expect to see such a fine contemporary art collection here in Cleveland. It is just amazing. The audio tour guide is available in English, Spanish, and Arabic for free, and the parking fee is free for one hour.
I highly recommend you stop by the Cleveland Clinic to experience their great contemporary art collection and the fabulous view from the Rooftop Terrace if you have never been there before.
Wednesday, April 7, 2010
日本の牛乳のような味がする牛乳 / The milk I have been looking for
アメリカの牛乳はちょっと薄いと以前から思っていたのですが、最近ではすっかり慣れてしまったところでした。が!思いがけなく日本の牛乳に非常に近い味の牛乳を見つけました。ソロンにあるマイルズ・ファーマーズ・マーケットは野菜も肉も上質な素晴らしいマーケットですが、おいしい牛乳もそこにありました。
以前からその牛乳も気になってはいたのですが、何しろパッケージは不透明の真黄色。とてもおいしそうには見えません。他のスーパーに行く時間が無かったので買ってみると、意外においしいではないですか。日本の牛乳のようにマイルドで、程良い牛乳の甘みが感じられます。それにアメリカの牛乳特有の妙に薄い感じがありません。
シェイカー・スクエアのファーマーズ・マーケットで牧場の人が売りに来ている牛乳を別にすれば、このSMITH'S D MILKが一番おいしかったです。牧場の牛乳は1/2 ガロンで3ドル50セントと少々高級ですが、マイルズ・ファーマーズ・マーケットの牛乳は同じ量で2ドルちょっととお手頃です。これから牛乳はいつもマイルズ・ファーマーズ・マーケットで買うことになりそうです。
ちなみにこの牛乳はオハイオ産なので、他の州で流通しているかどうかは不明です。他州にお住まいの皆様、あしからず。
住所:28560 Miles Road, Solon, OH 44139
電話:(440) 248-5222
For sometime now, I have been thinking that milk in the U.S. is thinner than milk in Japan. I sometimes miss the rich fresh milk that I could get in Japan. I unexpectedly found exactly this kind of milk I had been looking for at Miles Farmers Market in Solon, which deals with quality fresh vegetables and meat. I had noticed the milk, but I had not tried it by then because the package looked sort of odd. I actually had to buy it because I had no time to go to another supermarket, but it turned out to be a great discovery!
The milk tasted so silky and smooth, and it had a rich flavor. I guess the milk contains slightly more milk fat than common milk from chain supermarkets. This is the best milk I have ever tried in the United States besides the milk at the Shaker Square Farmers Market that is freshly delivered from a farm, . The milk at the Shaker Square Farmers Market is 3.5 dollars for a half gallon. I think it is a little expensive, but the milk at Miles Farmers Market is just 2 dollars and several cents for the same amount. This milk has such a nice flavor for a very reasonable price. I will be buying milk at Miles Farmers Market all the time from now on. Oh, I almost forgot to tell you that the brand was SMITH'S D MILK. Their farm is located in Ohio, so I don't know if you can buy it in other states.
Address: 28560 Miles Road, Solon, OH 44139
Phone: (440) 248-5222
Tuesday, April 6, 2010
くつろぎのひと時 / Comforting myself
私は時々無性に良い朝ご飯が食べたくなります。「良い朝ご飯」って一体どんな朝ご飯だ!という皆さんの声が今にも聞こえてきそうですが、とにかく良い朝ご飯です。
私に取っての良い朝ご飯は、例えば休暇中のホテルの朝食。いろいろ並ぶ中から、卵、野菜、肉、フルーツ、そしてシャンパンまで頂いて正に贅沢な気分です。それからアメリカで食べる和定食。お味噌汁を作り、納豆に葱を混ぜて、焼き鮭なんて本当に最高です。
先週とても気に入った器を購入したので、それに合わせて朝ご飯を作りました。淹れ立てのカフェ・オレにパンパー・ニッケルのベーグルと緑のポタージュ・スープ。スープの濃い緑色が器の淡い白とお盆の木目に何とも合うではありませんか。こんな風に気に入った器を使い、自分のために時間を掛けて料理をすると、満ち足りた気分になります。異国暮らしをしていると、とかく不安が多く、本当に安心して過ごせる時間が案外少ないものです。こんな風に自分をもてなすことは、ゆったりとした時間を過ごすためにも、案外大切なのかもしれないと思いました。
I love big breakfasts. I sometimes dream of a big breakfast at a resort hotel on vacation, where I can enjoy any kinds of menus such as eggs, salads, bacon, sausages, fruits and even a glass of champagne! Or a traditional Japanese style breakfast including a bowl of rice, miso soup, Natto mixed well with cut scallion, and grilled salmon.
I made a special breakfast for myself last weekend as I bought really lovely dishes. I brewed coffee, toasted a pumpernickel bagel, and made green potage soup with potato, spinach, and blue cheese. While I was cooking my favorite foods for myself and my favorite dishes, I felt very relaxed. At the moment, I suddenly noticed that I had been tense and anxious most of the time I spent in this country. Living in another country makes people stressed out because it takes more time and requires extra attention to do anything. Making a nice breakfast for myself is just a small happiness, but something like this seems to be necessary for me to relieve stress of life and rejuvenate myself.
Wednesday, March 31, 2010
手作りリコッタチーズ/ A recipe for homemade ricotta
おはようございます。クリーブランドが冬になってしまったと憤っていたのもつかの間、ここ数日はまた暖かくなりました。こんな風に天気に一喜一憂するのもどうかと思いつつ、明るい朝の日差しはやはり幸せな気分にしてくれます。
今朝牛乳がたくさん余っていたので、リコッタチーズを作ってみました。スー・ラ・ターブルのホームページで手作りチーズ・クラスがあるのを発見してから、これは習わずとも絶対に家で作れるという確信がありました。結果は大成功。拍子抜けするほど簡単に出来ました。
写真は出来立ての手作りリコッタチーズにベリーとはちみつを合えたものですが、実はしょっぱいものとの方が相性が良い気がします。というのも手作りのリコッタは本当に優しい味で、豆腐にも増してクセがないほどです。悪い言い方をすれば、味がないと感じる人もいるかもしれません。海塩、黒こしょう、オリーブオイル、ホワイト・バルサミコ酢を掛けて食べてみたのですが、これがとてもおいしかった!冷や奴にちょっとした薬味やお醤油を落として食べるような感覚です。又、非常に軽いので、カネロニやラビオリの詰め物、ラザニアに使ってもおいしいのではないかと思います。今度はもっと大量に作って、手作りのチーズ・パスタを作ってみたいと思います。
材料
牛乳 1リットル
塩 少々
レモン少々
作り方
鍋に牛乳とレモン汁を入れて温める。煮立てず、指で触れられる程度。牛乳が分離してきたら、ゆっくりと混ぜる。あまりかき混ぜすぎない。火を止めて、乳清の中にチーズが浮き、分離してくるのを待つ。キッチンペーパーやさらしをざるに敷き、濾す。丁度良い固さになるよう、水が切れるまでしばらく待つ。出来上がり。
追伸
冷やしてから食べた方がおいしいと思います。この分量でできたのは、デザート2人分くらいでした。
Good morning, everyone! Pleasantly warm spring days have come back to Cleveland again, making me very happy. I made homemade ricotta cheese this morning as I had a lot of milk. The sunshine made me feel like trying something new! It was unbelievably easy to make. Here is the recipe for you!
Ingredients
1/4 gallon of milk
a bit of salt
some lemon juice
Put milk, salt, and lemon juice in a pan. Warm it up not, but not too hot. If you can touch it without getting burnt, that is the right temperature. As milk fat starts separating from whey, mix it slowly several times. Then, turn off the heat. Wait until you see ricotta cheese nicely floating in way. Drain it to be the favorable texture. It's done!
I made a small dessert of ricotta cheese with honey and berries, but I actually think something salty goes better with homemade ricotta cheese as the flavor of it is really mild and subtle. I also had ricotta cheese with freshly ground black pepper, sea salt, extra virgin oil, and white balsamic vinegar. It was great! I like to eat it cold. I got two scoops of ricotta today. If it is too little for you, double the amount of ingredients. Good luck!
Friday, March 26, 2010
伝統的なハンガリー料理店・バラトン・レストラン / Little Hungary, Balaton Restaurant in Shaker Square
クリーブランドにも春がやって来た!と喜んでいたのもつかの間、一昨日クリーブランドは雪に見舞われました。柔らかな春の雪かと思えば本格的で、朝起きてみれば雪が積もっていました。しかも昨日の気温はマイナス2度。地面は昼になってもカチコチのつるつるで、油断なりません。恐るべし、クリーブランド。
そんな雪がやって来るとは露知らぬ一昨日、Shaker Square付近のLarchmere Blvdに行って来ました。今回の目的はアンティーク・ショップ巡りだったのですが、その前にお昼を食べたお店がとても良いレストランだったので、それについて書きたいと思います。
今回行ったレストランはシェイカー・スクエアの一角にあるハンガリー料理店バラトン。日本では珍しいハンガリー料理店ですが、クリーブランドにはポーランド、ハンガリー、ロシアからの移民が多いため、ピエロギ(ジャガイモの餃子のようなもの。ポテト・ラビオリやダンプリングと呼ぶ人もいます。)やケバサ(東欧風ソーセージ)など東ヨーロッパの食べ物を提供する店やレストランが数多くあります。バラトン・レストランはその中でも46年の歴史を持つ老舗格のお店です。店に入ると手の込んだ手刺繍が真っ白な壁に飾ってあり、少しレトロな落ち着いた雰囲気です。お店で働く人々もどこかのんびりとしており、お国訛りのある英語を聞くと外国旅行をしているような気分になってきます。
今回私が食べたのはビーフ・グーラッシュ(Beef Goulash)。大きな牛の角切り肉をトマトとスパイスでじっくり煮込んだシチューで、一口食べると柔らかいお肉にトマトの酸味、スパイスとお肉の旨味がじんわりと口の中に広がります。そしてお皿の上にはシチューと一緒に絡めて食べるパスタのようなすいとんのようなものが付いて来ます。そう言うと少し不思議に聞こえますが、小さく柔らかな手打ちパスタとやや濃いめの味付けのシチューはまさにぴったりの組み合わせ。手間を掛けた家庭的な料理を、のんびりとした心温まるサービスを受けながら頂いていると、こんなに静かな場所がクリーブランドにあったのだなあと思います。もしかするとハンガリーに行くよりもハンガリーらしさが残っているのでは?と思う程古き良き時代の伝統を受け継ぐお店です。喧噪を忘れて旅行気分を味わいたい時や日本から友人が来た時に、是非また行ってみたいです。次は名物というウィンナー・シュニツエルを食べたてみたいと思います。
追伸:食後に栗のケーキを食べたのですが、残念ながらこちらは余りお勧めできるお味ではありませんでした。日本のケーキのような繊細な味わいを期待するとがっかりしてしまうかもしれません。もしかしたら選択が悪かっただけかもしれませんので、次回からは他のデザートを試したい思います。
住所:13133 Shaker Square, Cleveland OH 44120
電話:(216) 921-9691
I still can't believe it snowed the day before yesterday in Cleveland. I felt somehow betrayed because I was totally in the mood for spring. Yesterday's temperature hit a low of -2° Celsius!
On the day before the snow, I was happily browsing around Larchmere Blvd in the sunshine to take a look at the antique shops in the district, not knowing it would snow right after that. The antique shops were much more interesting than I expected, but I want to write about the restaurant where I had lunch instead of the antique shops this time because it was such a wonderful restaurant that I should write about it in detail while my memory is fresh!
Balaton Restaurant is a Hungarian restaurant located in the Shaker Square. It is not that difficult to find Slavic grocery shops, bakeries, and restaurants in Cleveland, but Balaton Restaurant is special because it has a history of 46 years, and carries on its tradition until today. You can enjoy authentic Hungarian food in a traditional setting there. When you step into the restaurant, you feel as if you are in Europe. The moment you open the door, you see the elaborate handmade embroidery hanging on the white wall, just like you would find in a little nice restaurant in Europe. Their food was as genuine as I would get in a little good eatery in Europe too. I had Beef Goulash, which is a kind of beef stew simmered with tomatoes and spices. It had such a good balance of the acid of tomatoes, the flavor of beef, and the aroma of spices. The slightly salty spicy stew and the soft homemade dumplings that came with the stew made a very good combination. I enjoyed a wonderful lunch in a relaxing atmosphere at Balaton Restaurant. I even thought this restaurant could be more authentic than a Hungarian restaurant in Hungary. I want to come back to this restaurant when I feel like getting away from the hustle and bustle of everyday life, or I have my friends visiting from Japan to give them a chance to taste authentic Slavic cuisine.
Address: 13133 Shaker Square, Cleveland OH 44120
Phone: (216) 921-9691
Tuesday, March 23, 2010
素敵なイタリアン・レストラン・ジョバンニス / A fine Italian Restaurant in Cleveland, Giovanni's
先日ずっと気になっていたイタリアン・レストラン・ジョバンニスに友人達と行って来ました。ジョバンニスはオフィス・ビルの地下にあり、何でこんなところに?と思う程ひっそりとした所に入り口があります。その扉を開けると、マホガニー調で統一された重厚なインテリアにアイロンが効いた真っ白なテーブルクロスが目に飛び込んできます。お客様もランチ・タイムにも関わらず、皆ドレスアップしていました。そんなことはつゆ知らず気軽な気持ちで来た私達は周りの雰囲気にやや圧倒されながら、テーブルに着きました。
私達が今回頼んだのは11ドルのランチ・プレート。いくつかの選択肢の中から好みのサラダ、スープ、サンドイッチを選ぶことができます。私はモッツアレラ・チーズとチキンのサンドイッチ、パンチェッタのスープ、ブルーチーズ・ドレッシングのアイスバーグ・ウェッジ・サラダを選びました。お皿が運ばれて来た時には、ひとつひとつが可愛らしい程小さかったので、足りるだろうかと思ったのですが、食べてみると意外にも食べきれない程のボリュームです。量だけでなくまた質も申し分無く、サラダもスープも家では出せない絶妙なバランスのお味でした。更に添えられて来たパンもおいしかったのですが、それにも増してバターが本当においしかった。ふわりとした軽い口当たりで、風味が高く、エシレのバターに少し似ています。料理、雰囲気に加えて、給仕の方もとても感じが良く、細かなところまでテーブルに気を配って下さいます。こんなにきちんとした料理を素敵な雰囲気の中でゆったり食べて11ドルなんて良いのだろうかと思う程に満足度の高い食事でした。そして女子が集まれば忘れてはならないのが、デザート。お食事に加え、私達はカサダ・ケーキとトリプル・レイヤー・チョコレート・ムースを頼みました。カサダ・ケーキは日本のイチゴ・ショート・ケーキのような生クリームとスポンジケーキを使った優しい味わい。チョコレート・ムースは三種類のチョコレートの個性を生かした濃厚な味でした。一緒にコーヒーも頂いて、お会計はチップを入れて一人22〜3ドル。ランチとしては少々贅沢ですが、クリーブランドで一番良いお食事を頂いたので、大満足です。クリーブランドのレストランといえば、味は折り紙付き、雰囲気は家庭的というのが常でしたが、東京のレストランと比べても引けを取らない程良いレストランをクリーブランドで見つけました。今度は是非ディナーを食べてみたい思います。
住所:25550 Chagrin BLVD, Beachwood, OH 44122
電話:(216)831-8625
I finally had a chance to visit Giovanni's for lunch with some friends the other day. Giovanni's is a fine Italian restaurant, but the location is rather odd. It is located on the lower level of an office building, and almost hidden behind the offices. When you open the heavy entrance door of Giovanni's, you will know this is the right place. The door interior was throughly made of beautiful wood. With crisp white table cloths were spread on each table. Their customers were dressed up even for lunch. We actually did not expect this restaurant to be this fancy, so we were dressed a little too casual for the atmosphere, but the waiter treated us very well.
I ordered a fixed mini course called "Pranzo A Preszzo Fisso" for $11. The course allow you to choose one each of a salad, a sandwich, and a soup. I selected the mozzarella & chicken sandwich, soup with pancetta, and iceberg wedge with blue cheese dressing. When the plate arrived at our table, I actually thought the portion was too small, but it was more than enough. Soup and salad were perfectly seasoned to be tasted, and those came with bread accompanied with fantastic butter of fine quality. The flavor of the butter reminded me of that of Echire, an artisan butter brand from France. In addition to the mini course, we had casada cake, three layered chocolate mousse, and coffee. The casada cake was like a Japanese style strawberry short cake, and the chocolate mousse was very rich in the chocolate flavor. We really enjoyed the lunch at Giovanni's. Their food was excellent and their service was wonderful too. I paid 22 or 23 dollars including a tip and tax. It was not exactly cheap for lunch, but it was my best dining experience in Cleveland, so it was well worth it. I definitely want to come back to Giovanni's for dinner.
Address: 25550 Chagrin BLVD, Beachwood, OH 44122
Phone: (216)831-8625
Sunday, March 14, 2010
ウェストサイド探訪 / Exploring the West Side
こんにちは。2週間前の大雪がうそのように、クリーブランドはすっかり春になりました。気温も摂氏7〜10度まで上がり、マイナス10度位でも暖かいなあと思っていた冬を遠くに感じます。朝起きると、鳥のさえずりが賑やかで、自然もまた春の到来を喜んでいるように感じます。
暖かさに誘われて、私もやっと出掛けたい気持ちがむくむく湧いてきました。私はクリーブランドでもクヤホガ川の東側に住んでいるため、西側に行くことはほとんどありませんでしたが、ついに先日ウェスト・サイド探索に出掛けて来ました。東側とは違って、西側には小さな個性的な個人経営のお店が幾つもありました。今回訪れたお店の中でも、特に選り選りのお店をご紹介したいと思います。
ウェスト・サイド・マーケットから西に数分。ゴードン・スクエアには小さなお店が幾つも建ち並んでいます。ミン・アンはそのゴードン・スクエアの東の外れにひっそりと店を構えています。扉を開けてお店に入ると、懐かしいビニールのテーブルクロスが掛かったテーブルが並んでおり、驚いたことにお店にいたお客様の約半数はアメリカ人のようでした。今回私が食べたものは牛肉のフォーと、春巻きが載った冷たい麺。そのインテリアやお客様から察した予想を裏切り意外や意外、なんとお味は本物でした。特に牛肉のフォーはホーチミンで食べたフォーに非常に近く、牛肉の自然な旨味、スープのさっぱり感、ハーブの香りが効いた本格派です。しかも値段は小さいどんぶりで5.25ドルとお手頃。もう一つ試したエッグ・ロール・ウィズ・バミセリはお店の看板メニューで、冷たい麺に太めの手作りの春巻きが載っています。甘酸っぱいたれを掛けて食べると、優しい味わいに甘酸っぱいたれがアクセントとなって、いくらでも食べられそうです。こんなに本格的な料理を出すエスニック・レストランがあるとは、さすがクリーブランド!このお店の発見で、クリーブランドにはまだまだ見つけていない素敵なお店があるのではないかという期待を高まらせました。
住所: 5428 Detroit Avenue, Cleveland, OH 44102-3036
電話: (216) 961-967
電話: (216) 961-967
ホームページ: http://www.minh-anh.com/
ベトナム・レストラン・ミン・アンのほど近く、デトロイト通り沿いにラティテューユード・41はあります。落ち着いた雰囲気のダイナーで、カフェ飯のようなごはんが楽しむことができます。金曜日の夜に行ったこともあり、お店は近所の人たちで一杯です。その日注文したものはシュリンプ・ポ・ボーイ。ポ・ボーイとはフランスパンに揚げ物を挟んだサンドイッチで、南部の名物料理のひとつ。南部ヴァージニアに住んでいた時はよく食べたポ・ボーイですが、ここオハイオでポ・ボーイにお目に掛かるとは!フライド・シュリンプの数こそ少な目だったものの、衣の中の海老は大振りでプリプリ。具のレタス、トマト、シュリンプ・フライ、パンのバランスが程良く、特にパンは素朴な味わいで、最後まで飽きずにぺろりと食べてしまいました。付け合わせには太めのフライドポテトが付いて来て、すごいボリュームです。二人で一皿を分けても十分でした。月曜〜土曜日の朝は手頃な朝ご飯のセットがあり、次は早起きをして朝ご飯を試してみたいと思います。
住所: 5712 Detroit Ave. Cleveland, OH 44102
電話: (216) 961-0000
ホームページ: http://www.eatatlatitude41n.com/
ウェスト・サイドにはいくつかアンティークのお店がありますが、中でもとりわけ個性的なお店がフラワー・チャイルドです。何と言うべきか、支離滅裂、奇想天外、ありとあらゆるものが店内に陳列され、強いて言えばミッドセンチュリーがテーマになるのでしょうか。山のようなガラクタからお宝を探す気力・体力がある時でないととても太刀打ちできません。価格もまちまちで、安いものもあれば、高いものもあり、ひとつひとつ真剣に見ていると気が遠くなるような思いですが、アンティーク好きな人なら必ずやひとつやふたつ欲しいものが見つかるお店だと思います。宝探し気分の日にお勧めのお店です。
住所: 11508 Clifton BLVD, Cleveland, OH 44102
電話: (216) 939-9933
ホームページ: http://www.flowerchildretro.com/
Spring has come! It has been so warm these days in Cleveland. The sun shines and birds sing. Everybody looks happy because of that. I had been feeling like I was locked in my apartment during the snowy winter days, but now the sunlight has lured me to go out and enjoy something new in town! So I went out to discover the West Side of Cleveland, which I had rarely visited except for the West Side Market. I found some nice privately owned little shops and restaurant there. I want to write about my some of the shops I liked in the West Side.
Minh-Anh restaurant is located nearby the Gordon Square Arts District. I have heard of the reputation of this restaurant several time since I moved to Cleveland. When I entered the restaurant, I found that many customers were Americans and their interior looked kind of old fashioned. Those two factors actually led me to believe this restaurant does not serve an authentic Asian food, but my expectation turned out to be wrong. Their food was real! Their pho noodles had the flavor of what I had in Ho Chi Minh City, and their Egg rolls with vermicelli tasted like homemade with good ingredients. I couldn't stop eating the egg rolls dipped in the tasty sweet sour sauce. Those were delicious! Their prices were affordable too. A small bowl of Pho Saigon (cinnamon rare beef with rice noodles) was only $5.25 and Bun Cha Gio (egg rolls with vermicelli) was $7.95. Finding this small restaurant made me think that I could discover more of unknown treasures in Cleveland.
Phone: (216) 961-967
Latitude 41n is near Minh Anh Restaurant on Detroit Avenue in the Gordon Square Arts District. This place is a neighborhood diner/ coffee house serving quality comfort food. The restaurant was nicely crowded with neighbors when I was there at Friday night. I delightfully found Po Boy on their menu, which I used to enjoy when I lived in Virginia. I ordered it, and it was good! FYI, Po Boy is a kind of Southern food, and it is basically a baguette sandwich filled with fried seafood. I liked their Po Boy though there were not as many pieces of shrimp fries as I expected. Their bread had a nice rustic flavor, and it went well with other ingredients such as lettuce and tomatoes. The big sandwich came with hand-cut fries. It was such a huge potion, so we shared a plate, but it was still enough to make me full. I liked their food and atmosphere. I want to come back to try their reasonably priced big breakfast menu.
Address: 5712 Detroit Ave. Cleveland, OH 44102
Phone: (216) 961-0000
Flower Child is the most unique collectibles shop I found in Cleveland. It seems to have all sorts of collectibles, and the theme seems to be Midcentury. It is really up to you to think to decide whether you think the shop has piles of junk or treasure. You really need to be ready to hunt for what you like among the all sorts of things randomly displayed in the shop. If you had enough energy to look throughout the shop, I am sure that you would find at least one or two things you have been looking for. It is a great shop when you are in the mood for a treasure hunt.
Address: 11508 Clifton BLVD, Cleveland, OH 44102
Phone: (216) 939-9933
Tuesday, February 16, 2010
冬期五輪始まる / The 2010 Vancouver Winter Olympics began!
異国でオリンピック中継を見ると、日本でオリンピックを見るのに比べ、注目される選手や種目が随分違って面白いなあと思います。日本では女子フィギュア・スケート、モーグル、カーリングなどが人気ですが、アメリカで人気なのはスノーボード、モーグル、そしてショート・トラックです。特に男子スケート・ショート・トラックにはアポロ・アントン・オオノというスター選手がおり、彼はテレビに頻繁に登場します。名前から察せられるように彼は日系人で、彼の父親は日本生まれの日本人です。彼が注目を集める理由はその卓越したスケート技術もさることながら、その端麗な容姿にある気がします。俳優の伊藤英明さんを彷彿とさせる柔和な面持ちで、人気の理由もうなずけます。
私はあまりテレビを見ないので、我が家のテレビは繋がれないまま角に追いやられているのですが、この時ばかりはしっかりと接続され、部屋の中心に据えられています。今はオリンピック中継を鑑賞するのがもっぱら夜の楽しみになっています。
The 2010 Vancouver Winter Olympics began this week. We tend to forget the Winter Olympics, but I think that the athletes look even more impressive on the ice and snow at the Winter Olympics than the Summer Olympics. I am pretty sure that I will end up wanting to watch it this winter too.
Living in another country now, it is interesting to see the athletes and games that are not usually covered by the Japanese media. One of those sports is Men's Short Track Speed Skating. There is one star athlete in this sport called Apolo Anton Ohno. The American media chases him to get photos and interviews. The reason Apolo attracts so much attention is not only his superb skating skills, but also his appearance. Quite honestly, he is very handsome. As you might have supposed from his family name, Apolo is a Japanese American. His father is a Japan-born Japanese.
I placed my TV set, which is usually so neglected and even not connected, in the center of my room to enjoy watching the beautiful performances of the great Winter Olympians. Now, it is time to close my book and enjoy the show.
Wednesday, February 10, 2010
モモチョ / Momocho
オハイオ・シティにあるモモチョというメキシカン・レストラン/バーにずっと行ってみたかったのですが、ついに先日行って来ました。モモチョはちょっと変わったメキシコ料理を出しており、雰囲気は東京にあるバーのような感じで、仕事帰りの若い人たちで賑わっていました。
最近は東京暮らを思い出す日々で、飲みに行きたいなあと思っていたので、モモチョの雰囲気はそんな気分を丁度良く満たしてくれました。カルニータというビーフシチューにタコスが付いて来たようなものとマルガリータを注文したのですが、マルガリータはなかなかおいしかったのですが、期待していた料理はさして印象に残るという程ではありませんでした。
たまに飲みに行くには良いバーだと思うのですが、食事が目的の時にはあえてこれからモモチョに行くことはないだろう思います。火曜日から金曜日の5時から6時半はハッピー・アワーがあり、マルガリータとタキトスという料理は半額になりますので、行ってみたい方は是非その時間を狙って試してみてください。
住所: 1835 Fulton Rd, Cleveland, OH 44113
電話:(877)818-4385
営業時間:火曜日〜土曜日:午後5時〜閉店、日曜日:午後4時〜午後9時まで
I've been interested in Momocho in Ohio City for quite a while because many of my friends said their food is great. I finally made it the other day. Momocho is a Mexican Restaurant/ Bar which offers contemporary Mexican food. The bar almost looked like a bar in Tokyo or Manhattan, and the place was full with young professionals, who dressed in business suites.
Momocho and the people there reminded me of Tokyo and Manhattan, and the night at Momocho actually calmed down my homesick a little bit because I had missed the nights hanging out with friends in Tokyo and Momocho satisfied the feeling. I ordered a glass of margarita and a plate of carnita there. Their margarita was pretty good, but their carnita, sort of like a beef stew with soft tacos, was not so impressive. Maybe, my expectation was too high.
I want to come back to Momocho for a glass of margarita, but not for their food. You can enjoy 1/2 priced margaritas and taquitos during happy hour, so I recommend you to try it between 5 pm and 6:30 pm from Tuesday to Friday.
Address: 1835 Fulton Rd, Cleveland, OH 44113
Phone:(877)818-4385
Hours: Tuesday - Saturday 5 PM - close, Sunday 4 PM - 9 PM
Monday, January 11, 2010
シカゴ旅行 / A trip to Chicago
ちょっと前の話ですが、お正月休みを利用してシカゴに行って来ました。シカゴはクリーブランド以上に寒かった!今回の旅の目的は主にシカゴのミツワに行く事でしたが、他にもいくつか良いお店を見つけたので、ご報告したいと思います。
結論から先に言うと、シカゴのミツワは期待よりもずっと小さかったです。規模的にはコロンバスにある天助とニュージャージーのミツワの間くらいです。ちろん中西部の日系スーパーではどこよりも大きく、また品揃えも充実しているのですが、ここまで来るのに車で7時間も掛かることを考えると少々期待外れでした。
お寿司とラーメンをフードコートで食べましたが、お寿司は美味しいという程ではありませんでした。でも、三頭火のラーメンはニュージャージーの三頭火よりもおいしかったです。食後にあずきと緑茶のアイスも食べたのですが、これもまた味が薄く、少し残念でした。
クリーブランドから7時間掛けてシカゴのミツワに行くなら、車で2時間で行けるコロンバスの天助に行く事を私はおすすめします。天助はお刺身もおいしいですし、隣にあるクレッセント・ベーカリーのパンもおいしいです(特に食パン)。また隣接する書店では古本から雑貨まで扱っており、あらゆるものが見つかる割に、お値段がお手頃なのです。更に近所にはグレータースとジェニスというとてもおいしいアイスクリーム屋まであり、言う事はありません。
友人の意見を聞くと、コロンバスの天助は小さすぎると言う人もいますし、またシカゴのミツワで一日過ごした!という程のミツワファンもいますので、結局のところは好みの問題ということになるのでしょうか。
ミツワ以外にも、今度シカゴまで行ったら必ず立ち寄るだろうというお店を発見しました。それはビニーズ・ビバレッジ・デポです。クリーブランドにはヨーロッパ産、特にフランスのワインと蒸留酒が充実した酒屋が無いのが難点でしたが(まだ見つけていないだけかもしれません。。。)シカゴで素晴らしい酒屋を見つけました。フランスのカルヴァドス、イタリアのグラッパ、アルメニアのキルシュ、ブラジルのカシャサなど普通のお酒屋さんでは見つけにくいお酒が揃っています。またワインも国、地域、葡萄の種類ごとに分類して陳列してあり、多種多様な銘柄がずらりと並んでいます。価格もまた安く、クリーブランドで18ドル位のワインがビニーズ・ビバレッジ・デポでは13ドルでした。もちろん、好みのお酒をたくさん買い込んで来ました。名酒の他に、ワインに合うチーズ、クラッカー、サラミやスモーク・サーモンなども販売しています。
フォックス・アンド・オーベル・マーケットはシカゴを中心に展開する高級食材店で、ちょっとディーン・アンド・デルーカのような感じのお店です。ワイン、チーズ、チョコレート、コーヒーといったおいしいもの好きなら誰もが夢中になる品々が所狭しと並んでいます。店の真ん中辺りで量り売りしているのですが、私は「メキシカンチリ・アーモンド・チョコレート」なるものを購入しました。カリカリのアーモンドに口当たり滑らかで、こくのあるダーク・チョコレートがコーティングされています。食べると、最後の頃にチポレのぴりりとした辛さが効いてきます。大人の味わいで、こんなおいしいものが気軽に買えるシカゴはやはり都会だなあと思いました。
I went to Mitsuwa in Chicago for the first time and found it much smaller than I expected. Its size is somewhere between Tensuke Market in Colombus and Mitsuwa in New Jersey. It is a good Japanese supermarket offering all kinds of Japanese groceries. It didn't appeal to me that much because it took us 7 hours to get there from Cleveland. Also, their products are actually about the same as what you find at Tensuke Market, which is just 2 hours away from Cleveland.
I stopped over their food court and tried their sushi, a bowl of ramen noodles, green tea flavored ice cream, and red bean paste flavored ice cream. The ramen noddles from Santoka were great, but everything else was unremarkable, which made me a bit disappointed.
If somebody in Cleveland would like to get real Japanese ingredients and is thinking of going to Chicago to get them, I would definitely recommend Tensuke Market instead. Their sashimi is actually fresher than Mitsuwa's. In addition, there is a Japanese bookstore dealing carrying all sorts of stationary products as well as a Japanese bakery using only organic ingredients right next to Tensuke Market. There are even excellent ice cream shops like Jeni's and Grater's close to Tensuke Market. I prefer going to Tensuke Market because I can enjoy Japanese groceries, a perfectly baked fluffy Japanese style loaf bread, inexpensive used Japanese books, and also wonderful ice cream all in one day when I go to Columbus.
I personally certainly like Tensuke Market the best of the Asian supermarkets in the Midwest, but some of my friends are big fans of Mitsuwa and they even say that they can spend a whole day at Mitsuwa. I guess it comes down to a matter of preference.
Another interesting spot I visited in Chicago was Binny's Bevarage Depot, which is like a large liquor warehouse. You can find rare spirits such as French Calvados, Italian Grappa, Brazilian Cashasa, or Croatian Kirsch there. In addition to exotic spirits, they also have a huge collection of wines sorted by countries, regions, and grapes. I bought a bunch of bottles of my favorite wines because their prices were much better than the prices of wine stores in Cleveland. They have a nice little deli corner for gourmet grocery including artisan cheese, salami, and smoked fish. I was not able to try any of them this time, but I would like to get some special food to accompany with wine next time.
At the end of the day in Chicago, I made a quick visit to Ox & Obel Food Market, which is a local Chicago gourmet supermarket. They nicely display a good selection of wine, cheese, chocolate, and coffee beans in their limited space. I tried their "Mexican Chile Almond Chocolate," which were well-roasted crunchy almonds covered with silky smooth high quality dark chocolate with a hint of chipotle. It was delicious! I actually envy Chicagonians a little bit because they can easily get such excellent food like this in their city. I know a lot of grocery stores in Cleveland, but this was especially refined and something you cannot find in Cleveland.
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